1、概要
長年にわたり、野菜中の残留農薬の基準値を超える状況はずっと際立っており、農薬中毒事件はよく報道されている。その原因を究明するには、1つは農家が規定された投与量、回数、方法または安全間隔期に投与しないか、または野菜に使用することが許されない猛毒、高毒性農薬を投与すること、第二に、現在標準的に実施されている残留農薬測定は有機溶媒の抽出、浄化、大型分析機器で行う必要があり、安価な野菜をいつでもどこでも、迅速に検査することができないことによる監督管理が不十分である。農家に対する宣伝指導を強化し、我が国の国情に適した規範化された残留農薬の迅速な検査方法を確立することは、問題解決の鍵である。
現在使用されている農薬は、その化学構造によって、有機塩素類、有機リン類、ウレタン類、ピレスロイド類などに大別される。我が国の農薬の中で、70%は有機リン農薬であり、我が国が生産使用する有機リン農薬の中で、70%は猛毒、高毒類であり、しかも多くは野菜作物に使用することを禁止している。このような農薬は過去に使用された有機塩素農薬に比べて分解速度が速いが、果物や野菜への残留は依然として深刻であり、人々の健康に大きな危害を及ぼす。果物・野菜中の残留農薬量を適時に検出することは、果物・野菜の食用安全にとって極めて重要である。
QD-16 N残留農薬測定器は当社が国家基準(GB/T 5009.199-2003)と農業基準方法(NY/T 448-2001)中の酵素抑制率法に基づいて、快速検査方法と結合して開発した全く新しい食品安全検査設備であり、野菜、果物中の有機リン類とウレタン類の残留農薬量を正確、迅速に検出することができる。
2、応用分野
QD-16 N残留農薬測定器は職場食堂、ホテル、野菜生産基地、、食品安全検査流動車、衛生防疫、環境保護などの分野の野菜、果物、漢方薬、無公害野菜、土壌中の残留農薬検査に広く適用できる。
3、計器の原理
QD-16 N農薬残留速度測定器は酵素反応動力学原理に基づいて、測定されたサンプル、例えば有機リンまたはウレタン系農薬を含有すると、コリンエステル酵素の活性を抑制し、発色系の反応速度に影響を与え、発色系吸光度の時間に対する変化率を測定することによって測定されるサンプル中の農薬残留量(抑制率)を測定する。
計算式:S%=[(△A 0-△At)/△A 0]×100
式中:S% :抑制率
△A 0:対照溶液反応3 min吸光度の変化値、
△At:試料溶液反応3 min吸光度の変化値、
結果:抑制率≧50%の場合、野菜中に高用量の有機リンまたはウレタン系農薬が存在し、サンプルは陽性結果であることを示した。
4、製品の性能
◆検出効率が高い
16チャンネル設計、操作が簡単で、速度が速く、同時に3つのサンプルを検査することができ、全面的に検査効率を高める。
◆リアルタイム多チャンネル連続検出
人間的に柔軟に設計され、16のチャネルが独立して動作し、チャネルを自由に選択し、測定の正確性を保証します。
◆精度が高い
輸入特製LED光源を採用し、良好な波長精度と繰り返し性を持ち、全面的に検査効率を高める。
◆機器の寿命が長い
半永久性LED光源を採用し、自動開関節エネルギー設計、非連続動作モード。寿命は10年に達する。
5、計器技術パラメータ
測定範囲 | 0.000-3.000Abs |
チャネル数 | 16チャネル |
光源こうげん | 特製LED |
波長 | 410nm±2nm |
ゼロドリフト | ≤0.5%(τ) |
とうかひせいど | ≤±2.0%(τ) |
透過比反復性 | ≤0.5%(τ) |
チャネル間差 | ≤1.0%(τ) |
抑制率測定範囲 | 0-100% |
検出下限 | 0.1-3.0mg/kg |
じゅうりょう | 1.6kg |
外形寸法 | 320mm(L)×210mm(W) ×100mm(H) |
電源入力 | AC.220V±10% ; 50 Hz /60Hz |
インプットパワー |
≤15W |